“優等生×お淑やか×生徒会長”

優しくてお淑やかな良家のお嬢様。それでいて学園の生徒会長もしっかり全うする、責任感を兼ね備えた人気の女の子。

ふわりとしていて見目麗しく幸せそうな彼女だが、他人に甘えることが苦手でその胸の内に高い理想と想いを秘め、ずっと一人で悩んでいた。主人公、瀬真颯太朗はそんな彼女に手を差し伸べ、仲間と共に力を合わせて、大きな困難を乗り越える。

それからは生徒会の活動も順調。周囲からの信頼も厚く、恋仲まで認められた二人。放課後はラブラブのデートに耽ったり、少し踏み込んだエッチを愉しんだり。幸せな恋人たちの毎日……それは春休みを迎えて、更に深まっていくのだった。

そんなある日、春休みにひょんなことから優理の実家へと挨拶へ行くことになる颯太朗。“彼女”の両親へ会う事が、どれだけ大変な事かを身に染みて理解する事に。そして、そこで発覚する新たな事実と、不思議な出来事、とは―――。

“クール×風紀委員×幼なじみ”

主人公、颯太朗の幼なじみ。真面目でしっかり者である性格を買われて風紀執行部代表を務めている。毅然としていてクール、それでいて花のような美しい佇まいに『成稜の白百合』と呼ばれることも。

主人公の所属する黄昏部とはかつてのライバル同士で、互いに疎遠な間柄だった。しかしそれも、颯太朗が風紀執行部へ入部することで解消され、一葉の強き意志の剣と颯太朗の正義の心が合わさり、成稜学園だけでなく湊十区に巣くい蔓延る悪の火種を消し去ることができた。

そういう経緯もあってか、平穏の戻った今では、すっかり恋人同士として仲良くやっている二人。それどころか以前以上に、部活も勉強も、恋愛の営みまで激しくなって、妹の梢が心配してしまうほど。

そんな幸せな毎日を送る二人に、忍び寄る怪しい影が……。

“清楚×お姫様×好奇心旺盛”

海外からやってきたお姫様。明るく誰とでも分け隔てなく接する裏表のない性格が人気の女の子。色々な事柄に興味を示し、その純粋で無垢な行動はときにみんなの心を突き動かすことも。

主人公、颯太朗は、エリサと共に学園と時計塔の謎に挑み、ＺＥＲＯの難題を解き明かしていった。その結果は苦い経験となったが、事態はゆるやかに収束へと向かっている。

ようやく訪れた平穏と恋人の関係に、かつてを取り戻すかのように愛し合い、好奇心旺盛な彼女に応えつつも、甘く幸せな日々を送っていた。

しかしこの街には、まだまだ不思議な秘密（アリスグラム）がひしめいている。それにお姫様が興味を持つのも時間の問題だった。

“お嬢様×聡明×小悪魔”

黄昏部の部長を務める黒髪の美少女。学園随一の頭脳を持ち、ユニークな黄昏部の面々をまとめあげる。性格は不真面目でひねくれてはいるが、それは寂しがり屋で素直になれない気持ちの裏返しでもある。彼女の本当の心は仲間への厚い信頼と想いにあふれていた。

恋人同士になってからは、自分の気持ちにも正直になれるようになった耶々。部活では主人公を助け、夜になると甘えに甘えて、エッチも二人の絆もますます深まっていく。

問題をなんとか乗り越え、両親との気持ちの整理も付いた。そうしてようやく穏やかな日々が始まろうとしてたその矢先、とある一報が二人の元へ届いたのだった。

「大変です！　黄昏部が無くなってしまうかもしれません―――」

“小柄×マイペース×ミステリアス”

新生会の書記を務める後輩の一年生。老舗の料亭の一人娘で料理上手、しかし料理よりもゲームが大好きな変わった女の子。好きな時に好きな事をしたいマイペース派だが、責任感はあって、任された仕事は効率よくキチンとこなしている。ＳＮＳ界隈やゲーム攻略でも有名人らしく、一部には彼女を信奉するファンも多いようだ。

主人公と付き合うようになり、自らの思い出と向き合う事ができた雪。今日もコーンスープ片手に、ふらりと歩き回って写真だゲームだとフリーダム。ゲームも部活もおっぱいも、あれから一回り成長して、充実した幸せな恋人生活を満喫していた。例え憧れの悠久の場所が再び現れたとしても、今はもう惹かれはしないだろう。

そんな雪は、愛する主人公と共にこれからの将来について、思いを巡らせていく―――。

“快活×妹×ダメニート”

主人公、瀬真颯太朗の妹で、後輩の雪や朝陽と同じ１年Ｄ組に所属している。

性格は明るく活発で、コミュニケーションをはかるのも得意だが、基本的に好きなことにしか興味がなく、それ以外はやりたがらない自堕落でグータラな少女。休日になると部屋に引きこもってゲームやアニメ三昧で、お布団の上でゴロゴロゴロ……。

お兄ちゃん大好きで、颯太朗の前ではいつも「賢くて可愛い完璧なシスター！」なんて思って、見栄を張っている。

そんな彼女は今日も変わらず、兄の前で大好きオーラを振りまいていた。だが、とあるきっかけで自分の本当の気持ちに気付き始める……。

兄と妹という境目は、徐々に姿を変えていき、その間柄は次第に淡い恋心へと成長していくのだった―――？

“後輩×謹厳実直×エリート”

春休みに入って、突然海外より成稜学園へ転校してきた不思議な少女。とある西欧の機関から、学園内を監査するために派遣されたらしい。
リリエトは１年生として編入されたが、すでに大学までの課程を修了しているらしく勉強はずば抜けて優秀。性格も真面目でキビキビとしていて、規律や規範にも忠実。違反をすると口うるさいみたいだ。彼女は元々エリート出のようで、あちらでは冷血な天使(クールエンジェル)なんて呼ばれ、揶揄されていたとか……。しかし、大抵の物事は知識でしか知らないため、世間知らずでまれにドジを踏むことも。もちろん恋愛についても同様。
全体的に冷たい印象を受ける彼女だが、主人公の颯太朗の前でだけはどうにも対応がぎこちない。彼女なりになにか思うところがあるようだが……。
よくオフの時は食べ物を口にくわえていて、そうすることでなにかのアイデアが閃くらしい。日本でのお気に入りは細いちくわぶ。