“江神真紅郎”には二つの顔がある。
昼間は同年代の学生に囲まれ平凡な日常を過ごす一方
日が落ちると仕事をするため街へと繰り出す。
真紅郎の仕事とは、人間の中に紛れ込む吸血鬼を狩ることだった。
ある日の夜、いつものように仕事の依頼を請け、現場へと向かうのだが、
そこには野良吸血鬼に囲まれた一人の少女の姿があった。
吸血鬼を片付けた後、気を失っている少女を保護し、自宅へと連れ帰り
ベッドに寝かせることにする真紅郎。
しかし、この少女は人間ではなく……。
ほどなくして現れたハンター、新たなる吸血鬼、そして……。
様々な思惑が絡み合った運命は大きく加速してゆく。